

お客様と一緒につなぐ、「スマイルフォー東北 –フロム芦屋」の取り組みのひとつに、パティシエを夢見る若者への支援があります。2015年より今日まで「アンリ・シャルパンティエ奨学金」として、東北の製菓専門学校に入学する学生をサポートし続けてきました。そして今年も、皆様のおかげでしっかりと学びを得た若者たちが製菓の世界へと羽ばたくことができました。
これからもアンリ・シャルパンティエは、お客様と共に東北支援の取り組みを続け、お菓子が叶える「プラス1」の喜びや幸せを広げて参ります。


2022年2月3日、またひとつ
東北支援の取り組みが始まりました。


「スマイルフォー東北‐フロム芦屋」プロジェクトの11年目の支援として、この度、気仙沼リアス調理専門学校と「アンリ・シャルパンティエ奨学金制度」を締結いたしました。この奨学金制度を通して、将来パティシエを夢見ながらも東日本大震災で被災し、就学が困難な状況が見込まれる学生たちを支援し続けて参ります。
アンリ・シャルパンティエが
取り組み続ける理由
復興への想いをお菓子にのせて 長期的な支援で東北に笑顔を

被災経験から一時的な支援ではなく
末永く続けていける支援へ

2011年3月11日に起きた東日本大震災の当初の支援は、有志の企業と焼き菓子を送るシンプルなものでした。阪神淡路大震災の経験から得た街の復興のために必要な長期的な支援を実現するために2012年4月に「スマイルフォー東北-フロム芦屋」を立ち上げます。そこからさらに、アンリ・シャルパンティエだからこそできる支援の形を模索し、スマイルフォー東北と命名した特別仕様のお菓子を販売。お菓子の数をあえて1個減らした品をお客さまにご理解いただいたうえで正価でご購入いただき浮いた1個分の材料や、資材などの費用を募金金額としてお客さまからお預かりします。そして募金総額と同額を私たちからお出しして、復興支援団体の活動資金や、被災された学生の夢を応援する奨学金としてご活用いただける仕組みを考えました。
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これまでご賛同いただいた
お客様のおかげで
2つの賞に
お選びいただけました。


ソーシャルプロダクツ・アワードとは
持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する日本ではじめての表彰制度。今回「東日本大震災からの復興」につながるソーシャルプロダクツとして評価されました。
審査委員からの評価
阪神・淡路大震災で被害を受けた企業が自身の経験をもとに始めた東北支援である点に心を打たれた。自社の経営理念の実現に向けた取組の一つとして東北支援活動を位置付け実践している点は脱帽。非常にわかりやすく、購入した人はもちろん、贈答された側も、復興支援に協力的に出ていることが一眼でわかる秀逸なデザインと仕組み。実績が素晴らしく、継続して行なっているのが、評価できる。価格的にもリーズナブルであり、「お菓子を1個分減らし、そこに活動を明記する」という方法もユニーク。
人と企業の社会貢献を支援する
「公益社団法人日本
フィランソロピー協会」が主催する
「企業フィランソロピー大賞」にて、
私たちが地域の皆さま方と
取り組んできた東北支援の
取り組みが評価されました。


企業フィランソロピー大賞とは
社会の課題解決のために自社の経営資源(人材・ノウハウ・技術・情報など)を有機的・持続的に活用した社会貢献活動を顕彰するものです。SDGs達成が不可欠な課題となっている今日、そうした企業を広く社会に発信することにより、公正で温もりと活力ある社会を次世代に伝えることを目的として2003年に創設されたものです。
審査委員からの評価
「アンリ・シャルパンティエ」「C3(シーキューブ)」の洋菓子ブランドを展開する同社は、東日本大震災被災地の復興に末永く寄り添うことを目的に、2012年より特別仕様商品「Smile for TOHOKU -from ASHIYA-」を販売。お菓子を1個減らした詰め合わせを正価で販売し、1個分の材料・資材等の費用にあたる金額をお客様からの寄付として預かり、同社が同額をマッチングして現地のNPO等への寄付と奨学金による人材(未来のパティシエ)育成等に活用している。また、お菓子の材料は東北の素材を活用、パッケージデザインは東北の自然や郷土品をモチーフにしている。お菓子を通じて人々を笑顔にしたい、阪神淡路大震災時の恩返しをしたいという意思から生まれた斬新なアイディアで、支援の裾野を広げる取り組みを高く評価したい。
「スマイルフォー東北-フロム芦屋」
プロジェクトストーリー
フェーズ1通常支援期
震災直後、自社商品を東北の方々に届けることから始まりました。神戸の有志企業が集い、チャーターしたコンテナに焼菓子を詰め込みました。被災者の方々の空腹を少しでも満たし、笑顔にしたい、一心でした。このときにはすでに、最低でも10年はこの活動を続けようと決意していました。継続することこそが支えになるという信念を持っていたからです。

フェーズ2伴走型支援期
初めてスマイルフォー東北が商品化されました。定数よりも1個減らしたお菓子を正価でご購入いただき、寄付に回せる仕組みです。私たちとお客さまの力で、復興支援として生産設備に打撃を受けた食品メーカーへの生産機材の寄贈や東北の食材を東京のレストランに売り込むための営業費用の寄付も実施。被災者の自立を助けるための支援活動でした。

フェーズ3共創型支援期
次は被災地の方々に実際に商品づくりに参加していただき、支援者の一員として関わっていただくことになっていきます。商品パッケージを仙台市を拠点とする株式会社LUCK SHOWにて制作開始。また、使用する食材も東北各地の生産者にご協力いただき、コラボ商品を開発。被災者自らも被災地の支援活動にご参加いただく、より一歩踏み込んだフェーズに突入しました。

フェーズ4新価値創造型支援期
ついに被災者の方々に私たちがサポートをいただくようになり、一つステージの上がったチャリティ活動にステップアップしました。現在では震災で打撃を被った製菓専門学校の学生の方々に奨学金を支給することがメイン活動になっています。また、嬉しいことに製菓専門学校を卒業した一部の奨学生が実際に当社へ入社してくれ、今では立派な戦力として生産現場で活躍してくれています。

活動詳細
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アンリ・シャルパンティエ奨学金
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トップパティシエによる技術講習会
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インターンシップ制度の導入
DETAIL
10年目を記念した
SPECIAL MOVIE
「スマイルフォー東北-フロム芦屋」の活動を知り、
たくさんの人たちが東北の復興を願っているのだと実感できて、うれしく思っています。
将来は東北・宮城で私の作ったクレープ・シュゼットを広めていくのが目標です。
スマイルフォー東北 商品ラインアップ ケーク・フロマージュ・アソート〈フレーズ〉


お菓子1個分で
つながる、ひろがる、支援の輪
お菓子をあえて1個減らした品を、お客様にご了承いただいた上で正価にて販売し、その1個分の材料、資材等の費用にあたる金額を、ご購入のお客様からの募金としてお預かりいたします。
そして募金総額と同額をアンリ・シャルパンティエからもお出しして、復興支援団体の活動資金や、被災された学生の夢を応援する奨学金としてご活用いただきます。
※ 商品のラインアップ、内容および仕様は予告なく変更することがございますので予めご了承ください。